2015年1月3日土曜日

男性店員への提案。男性は男として扱い、女性は人として扱おう。

「文庫女子」フェアが色々ひどすぎた - 田舎で底辺暮らし


この話、ブコメで企画者の差別意識が
にじみ出てるかのように言われてるけど
多分逆で、差別意識がある人はむしろ女性のお客を
軽く扱ってる事に気づくと思うんです。

男が女性から勧めるモテる文庫本とか言われても別に怒らないので、
そういう男向けの企画を安易に男女置き換えただけで
差别どころか性差も考えてないでしょう。

そうすると
「女性を女性として扱って何が悪いんだ?」
と男性店員は思うかもしれないけど、
女という単語がもう蔑視の意味で受け取られかねません。


というのは、男が男扱いされてることに
コンプレックスを感じる人はほぼいないだろうけど
女が女扱いされることにコンプレックスを感じる人は多いからです。
(コンプレックスを持つのが悪いわけではない)

というのは「あなたは女だから」とか 「女のくせに」
という圧力が日常的にあるからで。
それで男よりもチャンスを貰えないとか、
セクハラになったりもします。

恋人でなければ基本的に女性扱いせず、人として扱うのが無難。
もちろん重いものを持つとか、たまにレディーファーストとか
洗い物や片付けを平等にやるとか
人と女性の多少の距離感は測る。



「いやいや女だからとか、女のくせになんて言ったこともないし、思ってもない。こちらにそんなつもりは一切ないのだから被害妄想では?」


ええ、大半の男性がそう思ってます。
僕が経験したいろんな職場でも、
女性だから出世を阻まれるなんてことはなく
男でも管理職になりたがらないぐらいなので、
責任取る人なら女性も上に上がるのが普通でした。
といっても、もちろん見えない所で
そういう男性上司もいるのでしょう。


でも、女性により圧力を掛けるのは同じ女性です。
仕事場の女性とか、気の合わない女子会とか、ママ友?とか
ご近所付き合いとか、母親とか、姉妹とか。
全部が全部というわけではないですが
女性を女性として蔑視して、足を引っ張るのも女性だったりします。
そういうのは僕ら男から見えづらいわけで、
単なる被害妄想ではないんですよね。


ダサピンクだからこそ悪意はない



僕らにとってダサピンクやふにゃふにゃフォントは、
ただ男女を分けるための記号でしかありません。
デザイナーでなければ男にはダサブルーと、
フォントはさらに適当な標準の明朝かゴシックでも使えばいいと思ってます。
それはトイレの記号に赤い●◀と、青い●▶を使うぐらいの意味でしかありません。

でもそれをマーケティングとか、POPに使ってしまうと、
「えっ、ここで性差を付ける必要ないよね?
女だと思ってバカにしてるの?
子供じゃあるまいし、
女はピンクにして丸い文字使ってれば食いつくと思ってるの?」
なんて思われかねません。
トイレの記号が赤で何が悪いんだ?では通じません。
大半の場合「女性」とか「女子」という言葉を使う必要はないんです。
だから「女性」ではなく「人」として敬意を示すことが大事。


もちろん女性がみんなそうかというと、
そんな圧力もなく純粋に真っ直ぐ育った人もいるし、
こういうことに反応して面倒くさい女だと思われたくない人もいるし、
僕らみたいに一定の割合でひねくれた考え言葉の意味を細部まで汲み取る女性、、
じゃなくて「人」もいるということです。
本をよく読む方なら尚更ですね^^;


なので、今回の「文庫女子」企画や男性店員をフォローしたいのですが、
あれは完全に男性目線から、男女をそのまま入れ替えても
「女性」そのものが蔑視にあたらない
と考えれる人達だからこそできる企画です。
「女子の意見を一切聞かずに」という一文にあるように、
注意する女性社員は最初からいなかったか、
ほとんどはこれを注意したら負けだと思ったのではないでしょうか。


だから、女性に対して無自覚な差別意識があるわけではなく、
むしろ男性の視点でただ女性に置き換えてしかない
男子中高生が女の気持ちをわからないといってるもっと低いレベルなので
そういう場合は、ほぼ悪意がなく
ただ女性の扱いに関して子供なんだと思っていただければ
無駄な争いも減って幸いです。

むしろ悪意があればちゃんと商売として、
女性心をくすぐる手段も使ってくるはずですから。


ということで、あえて性差を分けてキャンペーンをする場合は
男性は男として扱い、女性は人として扱おう。
という男性店員への提案でした。

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